業務委託で源泉徴収された時の仕訳ってどうしたらいい?

フリーランスなんだけど、業務委託で報酬から源泉徴収されてるんです。
これって、帳簿上、どう処理したらいいの?

山田琴江

法人と取引している場合は、源泉徴収されているケースが多いですよね。
記帳の仕方を解説しますね。

起業、副業、フリーランスなどの中には、自分でサービスを作って、集客して、販売している方もいれば、法人様と業務委託契約として働かれている方もいますよね。

業務委託で働いていると、取引先によっては、源泉徴収後の金額で報酬が支払われることもあります。

この場合、どのように記帳すればいいでしょうか?

目次

源泉徴収って何?

「源泉徴収」とは、会社員やパートなど雇用されている場合と同様に、取引先が報酬額から所得税を預かり、代わりに納める仕組みのこと。

源泉徴収義務者は、法人だけではなく、個人事業主の場合もあります。

国税庁QA
No.2502 源泉徴収業者とは ➡詳細はこちら

源泉徴収された場合の帳簿の処理は?

源泉徴収された場合、青色申告であれば、所得税の前払として処理します。

<例>
報酬額200,000円、源泉徴収税額20,000円、入金額180,000円
※月末締め、翌月10日払い

このような場合、帳簿にどうやって記載するかというと、

売上計上日(月末)
(借方)売掛金 200,000
(貸方)売上  200,000

入金日(翌月10日)の仕訳
(借方)預金 180,000
(借方)事業主貸(※) 20,000
(貸方)売掛金 200,000

こんな仕訳になります。

上記の②では「事業主貸」という勘定科目を利用していますが、源泉徴収税額分は、「仮払税金」という勘定科目を使って処理し、12月末の決算整理仕訳にて、「事業主貸」に振り替えても大丈夫です。

確定申告のことを考えると、「仮払税金」などの勘定科目で処理したほうが、手間がかからないのですが、一方で、決算振替の手間もあります。

どちらがいいかは、ご自身のやりやすい方を選択してくださいね。

(詳細は、下の「確定申告の時はどうしたらいいの?」をご覧ください。)

あくまでも、個人が負担すべき所得税であるため、個人事業主個人の立替分だ、と覚えておきましょう。

確定申告の時はどうしたらいいの?

源泉徴収分は、所得税の前払分のため、追加で支払う必要はありません。

翌年の2月16日~3月15日に提出する確定申告書上、「源泉徴収税額」欄に、1年分の合計額を記載します。

こうすることで、確定申告書提出後に支払うべき納付額から除くことができます。

確定申告書の「源泉徴収税額」欄

帳簿上、「事業主貸」で処理していると、源泉徴収税額分だけ集計するのは大変です。

このため、源泉徴収税額を「事業主貸」という勘定科目で処理する場合は、

  • 帳簿にメモをしておく
  • 請求書発行時点でエクセルに源泉徴収税額をまとめておく等、

整理しておくのがオススメです!


「源泉徴収税額」など、税金の話は漢字が多く、嫌煙されがちですが、わかってしまえば明快ですよね。

ぜひ確定申告書作成前に焦らないよう、準備を進めてください。

わからないことは、公式LINEでご質問ください。

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