フリーランスが知っておきたい経費の3つのルール

経費をレシート通りの金額で計上しています。
でも、これだと間違っている可能性があるって聞いたんですが、なんだか複雑で。

山田琴江

経費の計上については、少しコツが必要なんです。
勘違いしている人も多いところなので、3つのルールを抑えておきましょう。

目次

経費って何?どこまで認められるの?

起業家やフリーランスなどの、いわゆる個人事業主の場合、売上や経費を記録した帳簿を作成し、その帳簿を元に、確定申告書の提出が求められています。

経費の範囲については、別の記事に記載していますので、こちらの記事をご覧くださいね。

知らないとまずい!3つのルール

経費になるものでも、実は知らないとまずいルールがあり、これを理解していないと経費の金額が誤ってしまう可能性があります。

経費の3つのルール
① ビジネスで必要な支出だけが経費になる
② 10万円超のパソコンは経費ではない
③ 支払った額が経費になるわけではない

それぞれ説明していきますね。

①経費になるのは、ビジネスに必要な支出だけ

「個人事業主だと、いろいろなものが経費にできていいよね~」という言葉を聞いたことはありませんか?

このため、プライベートの生活費まで、事業の経費にできると勘違いされている人もいますが、あくまでも事業の経費として認められるのは、ビジネスに必要な支出だけです!

プライベートの支出は、経費として認められません。

周りがやっているから、自分も平気だろう、、、という考えは通用しません。

胸をはって、「自分がビジネスをするために必要な支出である」と説明できるものだけを経費にしましょう。

②10万円超のパソコンは経費ではない

オンラインで仕事をする個人事業主の方だと、パソコンは必須アイテム!起業するために新たにmacなどのパソコンを購入する方も多いですよね。

しかしながら、10万円超のパソコンなどは経費にはできず、「固定資産」になります。

なお、青色申告の場合、30万円までは少額減価償却資産として計上して、1年で経費として処理することはできます。
ただしこの場合でも、あくまでも勘定科目は、「固定資産」になりますのでご注意ください。

③支払った金額が経費になるわけではない

一番勘違いが多いのが、これ。

青色申告でも、白色申告でも、支払った金額すべてが経費になるわけではありません。経費になるのは、利用した分だけ

例えば、Canvaの利用料を1年分一括払いしている方も多いと思いますが、8月に1年分の利用料を支払ったら、今年の経費となるのは、8月~12月までの5か月分だけ。残りの7カ月分は、来年の経費になります。

年払いだと利用料が安くなる場合もあり、利用されている方も多いと思いますので、気を付けてくださいね。

まとめ

経費の3つのルールを説明してきました。

どの個人事業主にも関係する話で、かつ、勘違いされている方がとても多い内容なので、ご自身が理解できているか、ぜひ確認してみてくださいね。

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