クレジットカード決済を導入した時って、帳簿はどう処理したらいい?

お客様のご希望で、クレジットカード決済を導入したんだけど
会計ソフトの操作はこれでいいのか不安なんです~

山田琴江

取引によっては、会計ソフトの推測をそのまま利用すると間違うことも。
ぜひ正しい方法を知ってくださいね。

オンライン化が進んで、購入だけではなく、販売する側としてクレジットカード決済を導入する起業女性も増えています。

会計ソフトも、クレジットカード決済データを連携することで、仕訳を推測してくれるのですが、実は落とし穴もあります!

確定申告前に焦らないように、正しい記帳を覚えてくださいね。

目次

取引の流れを把握しよう

記帳(帳簿)は、取引を書面に書き表すもの。
このため、まずはご自身の取引の流れをしっかりと把握することが大事になります。

クレジットカード決済を導入している取引は、下記のどのケースに該当するでしょうか

  1. サービスやモノの販売▶クレジットカード決済▶入金
  2. クレジットカード決済▶入金▶サービスやモノの販売
  3. クレジットカード決済▶サービスやモノの販売▶入金

①~③で、それぞれ仕訳が異なります。

どのように違うのか、下記のような例を使って具体的に示しますね。

【例】
セミナーを開催しました。
受講料は5000円。お客様はクレジットカード決済をご利用。
なお、クレジットカード決済手数料は150円、入金額は4850円でした。

①売上▶クレカ決済▶入金のケース

このケースが、一番オーソドックスな取引ですね。

例えば、スーパーでモノを販売、お客様がクレジットカード決済を利用した場合などがこのケースです。

起業女性で多いのは、ミンネやBASEなどを利用されている場合は、このケースに該当しますね。

この場合の仕訳は

サービスやモノの販売▶クレカ決済
(借方)売掛金5,000円(貸方)売上5,000円
入金
(借方)普通預金4,850円(貸方)売掛金5,000円
(借方)支払手数料150円

②クレジットカード決済▶入金▶サービスやモノの販売

このケースは、前入金の場合ですね。

例えば、セミナーを開催するのに、受講料を事前に頂いていた場合が、このケース。

クレジットカード決済
(借方)未収金5,000円(貸方)売掛金5,000円
入金
(借方)普通預金4,850円(貸方)未収金5,000円
(借方)支払手数料150円
サービスやモノの販売
(借方)売掛金5,000円(貸方)売上5,000円

このケースの場合は、会計ソフトの推測どおりに記帳すると、売上の計上時期が変わってしまう可能性があります。

売上の計上時期が変わる=税金計算が間違う、、、という結果にもなりかねません。

あくまでも「売上」になるのは、サービス提供したり、モノを販売した時!ですよ。

③クレジットカード決済▶サービスやモノの販売▶入金

これは②のケースの順番を変えただけなので、②が理解できていれば簡単♪

クレジットカード決済
(借方)未収金5,000円(貸方)売掛金5,000円
サービスやモノの販売
(借方)売掛金5,000円(貸方)売上5,000円
入金
(借方)普通預金4,850円(貸方)未収金5,000円
(借方)支払手数料150円

大事なことは、取引の区別と売上のタイミング

クレジットカード決済が入ることで、取引の流れとオカネの流れが別々になるし、支払手数料は入ってくるし、、、と複雑になりますが、大事なことは2つだけ。

1.取引を区別する
2.売上計上のタイミングを間違えない

取引全体で考えると複雑に見えますが、1つ1つは、相手先が違う別の取引なんです。

例えば、サービスの提供やモノの販売は、自分とお客様との間の取引。でも、クレジットカード決済の入金は、クレジットカード会社と自分の間の取引。取引が異なるので、帳簿上も別に把握することが必要になります。

また、繰り返しになりますが、売上になるのは、原則としてサービス提供をした時やモノを販売した時です。つまり、何もサービスを提供していない段階では、売上は出てこないんです!

何も考えずに、会計ソフトの推測を鵜呑みにすると、「損益がぐちゃぐちゃ、貸借対照表は意味不明・・・どうしたらいいの(泣)」ということになりかねませんので、ご注意くださいね。

会計ソフトをうまく利用するコツ

取引の流れによって、帳簿の記載の仕方が変わることはご理解いただけたと思います。

会計ソフトを鵜呑みにしてはダメなケースもありますが、会計ソフトが行っている処理を理解して、上手に利用すれば会計ソフトはとっても便利♡

やよい青色申告オンラインやマネーフォワードクラウド確定申告、freeeといった会計ソフトの推測は①なので、②③の場合は別途仕訳を登録しておけばいいんです♪

どの会計ソフトにも、「よく使う仕訳」「仕訳辞書」「取引テンプレート」という機能がついています。

この機能に、上記の仕訳を登録しておいて、選択すれば時短にもなりますし、間違えることも少なくなりますよ。

各会計ソフトのQA
やよい青色申告オンライン:「よく使う仕訳」に登録する▶こちら
マネーフォワードクラウド確定申告:「仕訳辞書」に登録する▶こちら
freee:「取引テンプレート」を作る▶こちら

有料の会計ソフトですが、使いこなせたら便利!
また、無料で利用できる期間がありますので、試してみるのもオススメです♪


いかがでしたか?

難しそうな帳簿も、キホンを知っていれば迷う時間は圧倒的に減らすことができます!
また、会計ソフトの機能を正しく利用するためにも、最低限の簿記の知識はあったほうが効率的です。

帳簿のつくり方のキホンを学びたい方は、記帳講座をご利用くださいね!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる